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日本遺産とは?

日本遺産は、文化庁が平成27年度に創設した新しい文化財制度で、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化·伝統を語るストーリーを「日本遺産」に認定し、ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形·無形の様々な文化財群を総合的に活用する取組を支援する制度です。日本遺産には複数の市町村にまたがってストーリーが展開する「シリアル型」と本市のように単一の市町村内でストーリーが完結する「地域型」があります。

日本遺産は、地域に点在する文化財を把握してストーリーによるパッケージ化を図り、地域主体で面的·総合的に整備·活用し、世界に戦略的に発信することにより、地域の活性化を図ることを目的としています。

日本遺産制度は、世界遺産登録や文化財指定のように文化財の価値づけを行い、規制を加えて文化財を保護する制度とは異なり、新たな規制が文化財(構成資産)に加えられることは一切ありませんが、文化財を活用した地域活性化事業を行うことになります。
文化庁では、平成31年度までに全国で100件のストーリーを日本遺産に認定する予定で、現在本市のストーリーも含めて54件のストーリーが認定されています。

「文化財指定制度」と「日本遺産」との違い

文化財指定制度

個々の文化財を「点」として指定・保存

史跡

忍城跡

埼玉古墳群

建造物

足袋蔵

民俗文化財

行田の足袋製造用具及び製品

文化財??

足袋蔵

日本遺産

点在する資産を「面」として活用・発信

本市のストーリーの概要

日本遺産は、ストーリーの概要、ストーリーの本文、ストーリーを構成(証明)する文化財群(構成資産)、地域活性化計画で構成されています。本市のストーリーの概要は、次の通りです。

忍城の城下町行田の裏通りを歩くと、時折ミシンの音が響き、土蔵、石蔵、モルタル蔵など多彩な足袋の倉庫「足袋蔵」が姿を現す。行田足袋の始まりは約 300 年前。武士の妻たちの内職であった行田足袋は、やがて名産品として広く知れ渡り、最盛期には全国の約8割の足袋を生産するまでに発展した。それと共に明治時代後半から足袋蔵が次々と建てられていった。今も日本一の足袋産地として和装文化の足元を支え続ける行田には、多くの足袋蔵等歴史的建造物が残り、趣きある景観を形づくっている。

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